“たのしい開発 スタートアップRuby“一番ヒットしたところ
“コードが望ましくない状態であることに気づいたとき、当初は「変更するべきかどうか。変更するとしたらどのくらい大変か」というような議論をしていました。しかし、途中から、変更すべきかどうかは議論しなくなりました。というのは、このような場合は常に変更すべきであるという合意が浸透したからです。” Chapter6 Rubyの文化 p183 – たのしい開発 スタートアップRuby
TokyuRuby会議05 でじゃんけんを勝ち抜いて “たのしい開発 スタートアップRuby”をいただきました。

この本の一番の楽しみ方は”どこが一番刺さった?”って聞いて相手の返事を聞かずに”オレはここ!”って自分語りするきっかけとして使うことだと思う。
今時サーバサイドのスクリプト言語ならPerl/Python/Ruby どれを選んでも大概やりたいことはやれるし好みの問題だと思う。それとおそらくあなたのやりたいことはhtml+javascirptを選ぶのが最短距離だ。それを踏まえた上でじゃあ好みって何よ? の一つのRubyからの選択肢がこの”楽しい”だ。Rubyは楽しいって知らない人、Rubyは楽しいってよくわからない人、に勧めやすい。
ぼくに一番刺さったところ、アタリマエのことが書いてあるように見える。でも今の自分にとってはアタリマエじゃない。それから、この本に書いてあること、これRubyじゃなくても出来るよね? そのとおり、Rubyじゃなくてもできる。Rubyでやっててもこうじゃないことも多い。たのしい開発が実現したからといって、良いプロダクトになるわけでもない。でも。
Chapter1 「たのしい開発」を求めて, Chapter11「たのしい開発」の答え, それからあちこちに埋め込まれている実体験っぽさ。このへんが読みどころ。
ちなみにぼくがRubyまじめに身につけたいとおもったのはPerl/Python/Ruby見比べて、capistranoのrecipeちゃんと意味がわかって書きたかったのと、rakeのtask書けるようになりたいのが原点。たまにそのことを思い出す。Perl/Python/Rubyの中でRuby選んだのは結果論だけど自分にとって一番しっくりくる言語を選べてよかった。